近年のキャンプブームとコロナの影響のため
人込みを避けたキャンプへの関心が高まっています。
そんな中で芸人のヒロシさんの”ヒロシちゃんねる”やユーチューバーのキャンプ動画をみてソロキャンプをはじめる人も増えてきました。
ソロキャンプに興味はあるけどハードルが高くて…って思っている方
今このタイミングではじめてみませんか?
みんなで行くグループキャンプもいいけど、
ソロキャンプはとてもいい趣味になりますよ。
この記事では初心者がソロキャンプを始めるのに必要な道具と注意点を紹介します。
ソロキャンプの魅力
ソロキャンプをしていると、「一人でキャンプしてたのしいの?暇なんじゃない?」なんて聞かれることがあります。
そんなときは”楽しいよ、
贅沢に時間を使うのってきもちいいよ”って教えてあげます。
一般的なキャンプといえば大人数でバーベキューやキャンプファイヤーが定番のイメージでしょう。
でもソロキャンの楽しみ方はこれといった定番はなく個性がでるところです。
私の場合は、ただただkindleマンガや小説を読んだり、こだわって料理を作ったり、ベースキャンプにして登山に行ったり、ひたすら火をくべたり。
その時々で全く違う事をしています。
キャンプ場にいる他のソロキャンパーさんも自分の楽しみたい事をやってる様子。
つまり、
ソロキャンプの魅力は自分の好きな事を自分のペースで楽しむことができる!
これに尽きると思います。
ソロキャンプに必要な道具
はじめに揃えてしまいがちですが、
何をしたらいいかよくわからない初心者のうちに全部揃えるのは大変です。
必要ならレンタルって方法もあります。
続けるとこだわりの道具ってのが出てくるものです。
徐々に自分のスタイルに合わせて揃えていけば無駄も省けていいですよ。
こちらがソロキャンプに必要な道具です。
- テント
- 寝袋
- マット
- ランタン
- バーナー(+燃料)
- クッカー
- カトラリー
- テーブル
- チェア
テント
雨風・動物や人の目などあらゆる物から目隠しをする為に必須です。
そもそもテントなしで寝ているとヘタすれば通報されます。
選び方は荷物量、キャンプスタイルで決めれば大丈夫です。
例えば荷物を小さく軽くまとめたい人は登山用テント、テントのすぐ外や幕内で火を焚きたければ難燃性のコットン素材って具合にどう楽しみたいかで決めましょう。
テントは道具の中で一番かさ張りやすい物です。
キャンプ中は常に設営している目立つ道具ですので、よく考えて購入しましょう。
軽さ・機動性重視の登山用テント
メリット
ザックに入れて山を登るためにコンパクトかつ軽量にできています。
強風でも大破しないように背の低い形状になっており、それにより設営後は強風でも安心です。
デメリット
幕内の高さは低く中で動きまわるには向きません。
また軽さを求めている為、難燃素材は使われておらず近くで焚き火などすると火の粉で穴がある危険があります。
物を減らしたい、歩いてキャンプ地へ行く方に向いているといえます。
難燃性のコットンテント
メリット
コットン素材のため焚き火の近くでも設営できます。また結露の心配が少なく過ごしやすいです。
デメリット
ナイロン系素材と比べて重く耐水圧が低いこと。とはいえ雨を吸うと繊維がふくらみ雨漏りし辛くなる性質のようで数値程は雨漏りの心配はないです。
濡れた後に乾かさずに片づけるとカビだらけになって取れなくなる。
テントの周りや中で火を使いたい。不快な結露を少しでも減らしたいと思っている方に向いています。
ハンモック
テントと言ってよいか分かりませんが、林間サイトなどではタープとハンモックスタイルで過ごす方法もあります。
メリット
設営が極めて簡単で、自然の中にいる感覚をこれでもかと感じることができます。カヤ付きの物もあります。
デメリット
ハンモック自体使用できないキャンプ場が多い。
上面はカヤ付きで対処できるが、マットを使用しないと底面に触れたお尻を蚊に刺されてしまう。マットは必須。
寝袋
形状として寒さに強いマミー型と、扱いの楽な封筒型になります。
それに素材の違いとして化学繊維、羽毛と別れています。
マミー型
ミノムシのような形状で、首元が閉じるのでからだにフィットして保温効果が高いです。
ただ入ってしまうと自由度が低くやや窮屈に感じつかもしれません。
寒さに人はこのタイプをお勧めします。
封筒型
まさに封筒です。
布団を半分に折りたたんだような形状で扱いやすいです。
使い方によってはひざ掛けなどにも利用できます。
マミー型と比べるとからだへのフィットは少ないので、保温効果は若干落ちます。
マット
キャンプ場と言えども地面は結構デコボコです。
それに地面の冷えは思った以上に体を冷やします。
季節や行きたい場所のイメージ(芝、土、河川敷、山など)で決めるといいでしょう。
銀マット
ホームセンターなどで手に入るよく見るマットです。
折り畳みができ値段も手ごろなのではじめての1枚にはいいのではないでしょうか。
断熱効果はあまり高くないので暖かい時期の使用をお勧めします。
ウレタンマット
銀マットとそっくりな見た目ですが、性能は段違いにいいです。
断熱効果が高いので真夏や真冬など過酷な時期にもおすすめできます。
折りたたみは出来ますがややかさ張るのがネックです。
エアーマット
厚みの少ない物からベッドマットの様な物までいろいろとあります。
寝心地は良いのでその点にこだわる方にはおすすめです。
エアーマットは意外と断熱効果が低く冬の時期などは中の空気が冷やされて寒くなるので注意が必要です。
インフレーターマット
広げると勝手に膨らむ不思議マットです。
とはいえある程度の硬さにするためには最後は空気を入れる必要があります。
エアーマットと比べると断熱効果は高く、ウレタンマットと比べるとやや小さく収納できます。
私の感覚では使い勝手はちょうど中間って感じです。
ランタン
実際に火を使う、ガス式、ガソリン式、ケロシン(灯油)式とLEDランプを使用したタイプがあります。
ガス式
CB缶やOD缶を使用したランタンです。
燃料がどこでも手に入り、安全に高光量を得るのに適しています。
マントルを使用するのでちょっとしたギア感を感じる事も出来ます。
ガスの種類(ノーマルガス)によっては寒冷地で安定して燃焼しない事があります。
その際は寒さに強いタイプのガスに変えましょう。
CB缶(虫よけタイプ)
OD缶
ガソリン式
ホワイトガソリンを使用したランタンです。
おすすめは出来ませんが物によっては非常時にはレギュラーガソリンが使用できる物もあります。
最近のガソリンランタンはプレヒート無しでも着火しますが、ポンピングでの着火儀式は必要です。
それを楽しめるかは好みがわかれるところです。
道具としての耐久性は高く修理前提で部品も売っているため、長く使え愛着がわきやすい道具です。
光量はかなり強いです。
ケロシン式
灯油を使用したランタンです。
使用時にポンピングが必要なのはガソリンランタンと同じですが、こちらはプレヒートが必須となります。
ひと手間増えることでより好きになる人も多いようです。
こちらも道具としての耐久性は高く修理前提で部品も売っているため、長く使え愛着がわきやすい道具です。
光量はかなり強いです。
オイル式
灯油・パラフィンオイルを使用したランタンです。
ポンピングやプレヒートなど面倒な作業は必要とせず、ろうそくに火をつけるように使用できます。
武骨でシンプルな構造のため、メンテナンスしやすくインテリアとしてもおすすめです。
光量は弱くろうそく4~5本程度の明るさで雰囲気づくりには向いています。
LED式
ランタンの形状をしていますが、普通のLEDライトです。
光量は低いですが電池で使用できるため安全で枕元でも使用できます。
またLEDの光には虫が寄ってこないとの特徴があるので屋外でのキャンプには向いていると言えます。
バーナー
CB缶ガスバーナー
コンビニでも手に入り低コストです。
寒さに弱いという弱点はありますが、そんな時期には行かないって人にはこのタイプがおすすめです。
ランタンなどと燃料を統一できると尚コストダウンになります。
OD缶ガスバーナー
各メーカーごとの専用缶となるため、ややコストが掛かってしまいます。
その分CB缶よりも寒さに強い物が多くなっています。
ランタンと燃料を統一しやすいというメリットはあります。
ガソリンバーナー
ホワイトガソリンを使用したバーナーです。
ポンピングを必要とするためひと手間必要ですが、そのひと手間がたまらないって人も多いです。
寒さに強く冬のキャンプなどでも安定して高火力を維持できます。
アルコールストーブ
コンパクトでとても軽量です。
構造もシンプルでYouTubeなどには手作り動画もたくさんアップされています。
燃料は薬局などで購入できその点も低コストとなっています。
日中の着火では火が見え辛いことと、倒したら大惨事となる事には注意が必要です。
クッカー
クッカーはアルミ製、ステンレス製、チタン製と材質による違いがあります。
高ければよいというものではなく、熱伝導や重量で決めましょう。
初めての場合は熱伝導が良く料理のしやすいアルミ製のクッカーをお勧めします。
カトラリー
カトラリーはお好きな物を持って行ってください。
けっこう忘れる物なので、その点が注意です。
テーブル
ソロキャンプではあまり大きなものは必要ないでしょうから、折りたたみ式の物をお勧めします。
天板に隙間があるとバーナーとかの足が落ちてしまうので出来るだけフラットな物がおすすめとなります。
チェア
ソロキャンプという事で、折りたたみの軽量な物をお勧めします。
最近は種類も増え選ぶのが大変ですが、強度の高い物をお勧めします。
最後に
いろいろと道具の紹介をしましたが、ここで紹介していない道具の中にも素晴らしい道具がたくさんあります。
いろいろと探しながらキャンプを好きになってもらえればうれしいです。