燻製料理って作ったことあります?
一見むずかしく感じる燻製料理ですが、思った以上に簡単に作る事ができます。
この記事では下準備の必要ない、かんたんで美味しい燻製を作ったので紹介します。
この記事を書いている私は15年以上
キャンプ・アウトドアを趣味にし
現在も休みの度にバイクで山に行くほどのアウトドア好きです。
基本的な燻製の作り方の紹介
燻製の調理工程はこの3つを基本としています。
①味付け
もともと保存料理として作られるようになった燻製料理のため、塩漬けが基本になります。
ふり塩、またはソミュール液という香辛料をブレンドした濃い塩水で漬け込みます。
簡単な塩の味付けから、ハーブ塩、門外不出のソミュール液などこだわりがでるところです。
②乾燥
自然の風で乾かす風乾とスモーカーの中で煙を使わずに熱源だけで乾かす温乾があります。
燻製にとって乾燥はとても大切でここをおろそかにすると、身くずれや酸っぱい風味がついてしまうので焦りは禁物です。
③燻製
使用するのは木を細かく粉砕して作ったスモークチップ、おがくず状の木を圧着して作ったスモークウッドの2タイプです。
燻製はいぶす温度によって冷燻、温燻、熱燻の3つがあり、目的の食材によって温度、チップの形状・木の種類を変えて作ります。
ツヤを出すためにザラメを入れたりパターンは無限にあります。
はまると沼に落ちます。
これら3つの工程を覚えておくだけで、市販されている燻製風の食材と比べ圧倒的においしい燻製料理を作ることができます。
自宅のキッチンで作る、手抜き燻製料理
普段はキャンプやバーベキューで作る燻製料理ですが、突然食べたくなることがあります。
自宅でも中華鍋やガスコンロ用の燻製器があれば熱燻で作ることができるのですが、我が家にはないです。
なのでキャンプツーリング用に購入した小型の燻製器を使ってキッチンで燻製を作ってみました。
使用した燻製器
今回はSOTOの「お手軽香房」を使用。
この商品はツーリング時に使用しているツーリングバックに入るサイズだったので購入しました。
特別おすすめという訳ではありません。
製品の精度はあまり良くはないですが、鉄板が柔らかいため調節は簡単です。
今回の食材
今回はスーパーに売っているナッツ・チーズ・ベーコンとゆでたまごを燻製します。下ごしらえは必要なく、燻製前にキッチンペーパーで水分をふき取った程度です。
使ったのはスモークウッド
今回はここに写っていないヒッコリーが1ブロックだけ残っていたので使用しました。
普段はさくらを使うことが多いです。
スモークウッドはそれ自体が燃えて燻してくれるので、ガスを使用する事が無くキッチンでやるにはスモークチップより安全と思います。
煙に対する配慮
周囲へ煙をバラまかないように換気扇と燻製器を塗装用の養生で覆っています。
通常キッチンの火災警報器は熱式ですが、おそらく他の部屋は煙式だと思います。反応する事は無いと思いますが、煙の処理は特に注意が必要です。
これなら他の部屋に煙が行く事はないです。(匂いはちょっと行きます)
いい感じにできあがりました。
40分ほどでブロックが焼き切れ出来上がり。
なかなかいい色がついたんじゃないでしょうか!
燻製後は一晩寝かした方がおいしいと言いますが私は待てないので食べちゃいます。
最後に
燻製料理はこだわれば手間暇のかかる調理方法ですが、かんたんに作っても結構おいしい物です。
おすすめですので是非試してください。(煙には注意)